5歳でブルグミュラーアラベスクを弾く!楽しいピアノ教室の見つけ方

♫ラシドレラ ラシドレミ レミファソラ♫ で有名なアラベスク。

ピアノを全く弾けない私でも聞いたことはありました。ピアノを習っていた方なら基本中の基本でしょうか。

ピアノを習い初めて2年目の5歳の息子はアラベスクをサラッと弾いています。

ピアノの知識が全くない私は全く弾けませんが、聞いていて上手だなと感心しています。

練習時間は1日1回、10分程度です。練習曲は定期的に課題で出されるクラシックとピアノ教室の教科書に載っているアマリリスなどの練習曲を弾く程度です。

私は練習してと声をかけるだけです。

意外と弾ける子だと思いませんか?実はピアノ教室の見つけ方に秘訣があることが分かりました。

親も夢中になる楽しいピアノ教室の見つけ方をお伝えしたいと思います。

先生はピアノ科なのか声楽科なのか

ピアノの先生なんだからピアノ科でしょ?と思う方が多いと思います。私も無知すぎてピアノの先生は全員ピアノ科だと思っていました。

でも、違うんです。声楽科の出身の先生もいらっしゃいます。

ピアノ科出身の先生の特徴

 

  • 音符をしっかり理解させ、リズム、拍子など楽譜に忠実に教えてくれる
  • 鍵盤を押すタッチもしっかり指導してくれる
  • ピアノを学ぶ上での練習曲の順番がしっかりしている

ピアノ科出身の先生は簡単な曲からでもしっかり基本を教えてくれます。基本に忠実な方が多いです。

最終的に子供自身が音大のピアノ科に進むならばピアノ科の先生を選ぶべきです。

声楽科出身の先生の特徴

  • ピアノのタッチはあまり気にしないで指導する
  • 音符を教えてくれるがリズム、拍子はそこまで厳しく指導しない
  • 何となく弾けるなら難しい曲でも挑戦させる

声楽科の先生は弾き語りなども練習に入れてくれることが多いです。歌いながら弾くって本当に難しいことですよね。

ピアノの鍵盤のタッチはあまり指導しないので、ピアノを習っていた人からすると上手とは言えない出来でもさらに次の曲へ進むことがあります。

楽譜が読めて両手で弾ければ満足なら声楽科の先生でも十分身に付きます。

ピアノ科出身の先生、声楽科出身の先生、比べてみてどちらの先生に習わせたい!と思いましたか?

実は私のおすすめするピアノ教室の先生は

声楽科出身の先生

なんです!

ピアノのタッチとか良いの?リズムや拍子、楽譜通りにしっかり基本を学ばなくて良いの?

そう思いますよね。

一つだけ私の中で決まっていることは、今のところ息子に音大のピアノ科を目指させていないことです。

音大のピアノ科を目指しているお子さんをお持ちの方は絶対にピアノ科の先生を選ぶべきです。間違いありません。

しかし私のように

  • 自分も大した知識もなくアコースティックピアノもデジタルピアノも音の違いが分からない
  • 小さい頃ピアノを弾けることが憧れだった、習ってみたかったから子供にはぜひ両手でピアノを弾けるようになって欲しい

くらいの気持ちでピアノ教室を探しているなら、絶対に声楽科の先生を選んで下さい。

 

なぜ声楽科出身の先生を選ぶのか

何事も基本は大切ですよね。基本、基礎がしっかりしていないと上達するわけがありません。

しかし、ピアノというのは簡単に両手で弾けるものではありません。楽譜を確認して鍵盤を確認して次の音も確認して指番号も意識しなくてはなりません。

両手で弾くなら左右どちらも楽譜を上下で確認して広い領域の鍵盤を確認してタイミングを確認しなくてはなりません。

ピアノを全く弾けない方に質問します。今すぐとても簡単な3歳でも弾ける『よろこびの歌』を楽譜を見たら両手で弾けますか?

私は弾けませんでした。今は息子の3歳の時に練習したので弾けます(自慢)。

ピアノはとても高度な楽器なんです。華麗に弾いている人を本当に尊敬します。

子供は大人より数倍吸収も早く思った以上に上達します。しかし同じ曲を繰り返して練習すること、細かな技法を習得するまで繰り返して練習することを楽しいと思える子は多くありません。

習いたくてピアノ教室に通い始めたお子さんならまだしも、私の息子のような親の都合でピアノが弾けるとかっこいいから習わせたいという不純な動機で通い始めた子にはなおのこと基本練習は楽しいものではありません。

これは親も同じです。いつまでもドレミファソ程度の音階しか使わない短い曲だけ何ヶ月も課題曲とされた場合、毎日子供に練習させるモチベーションは保てますか?

将来音大のピアノ科を目指しているかどうかを確認したのは、目標がどこにあるのかを明確にするためです。

音大のピアノ科を目指すなら何度も基礎練習の繰り返しだからと言ってモチベーションが保てないようではいけませんよね。

ただ楽譜を見て両手でピアノが弾けるようになって欲しいだけなら、親としては習い始めて3ヶ月後にちょっと知ってる曲を両手で練習し始めたり、半年後にクラシックと言えるギリギリの簡単な曲を子供が弾くようになったらとてもうれしいものです。

練習も毎日させることができます。せっかく弾けるようになったので、忘れないように練習させなくてはと意識が変わります。

初めはそこまで楽しくなかった子供もどんどんかっこいい曲が弾けるようになり、毎日練習する癖がつくことで上達も早くなります。

しかし、基本的なタッチなどは未熟なので聴く人が聞いたら基礎もしっかりしてないうちから難しい曲を弾いてるという評価になります。

評価は正しく、音大のピアノ科を目指し始めたらいつかは簡単な曲に戻ってしっかり基礎を学ばなくてはなりません。

でも、今楽しく続けさせたいなら声楽科出身の先生の教室を探してください。

 

半年後も右手のみの練習

私が子供も大人も楽しくなるピアノ教室の見つけ方を理解したのは最初からではなく友人の体験談を聞いてからです。

私の息子より半年ほど早く友人の子供はピアノを習い始めました。地域が離れていたので同じ教室を選ぶ選択肢はなかったのでピアノを買ったのかというような情報のやり取りはありませんでした。

息子も習い始めて数ヶ月後、ピアノの話になり結構頑張ってると弾いている姿を見せました。

その時友人から、驚きの声があったのです。

友人の子供は教科書をしっかり学習していたのでまだ右手のみの練習でした。ちょうど練習が嫌になる時期も重なりピアノをやめようかなと考えていたそうです。

友人と話を聞いたときは教室の差かなと思っていましたが、他のピアノを習っていて教室を変えた人からも話を聞くとやはり曲が進まないのはピアノ科出身の先生、タッチなど技法に甘いのは声楽科出身の先生である確率が非常に高かったのです。

まずは自分が楽しめる選択をする

幼児期の習い事は親がサポートしなくてはなりません。自分が楽しめる環境でなくては子供の練習などにイライラしてしまいます。

幼児期は不思議なもので本当に器用に教えられたことを吸収していきます。

タブレットの使い方なんて本当にすぐ覚えました!興味のあるものは違いますね!!同じ経験の方いませんか?

私は今のピアノの技量で十分子供を尊敬していますし、教室の先生にも満足しています。

ぜひ、子供にピアノを習わせたいと考えている方は教室の選び方を参考にしてみて下さい。

声楽科出身の先生、ピアノ科出身の先生、どちらも良さがあります。悩むのは子供にどのような能力を身に付けて欲しいかです。

ピアノが弾けるって素敵ですよね。私はクラシックに全く触れてこなかった人生なので、息子からクラシックの良さを学ばせてもらっています。既に弾けない曲になっていますが、それでも楽しいです。