ピアノを習うなら幼児からがおすすめ!意外なピアノを習う効果も発見

いつの時代もピアノは親が習わせたいと思う習い事の1つですね!

私の息子の通っているピアノ教室には男の子が半数以上在籍しています。(ピアノが楽しくなる教室の選び方はこちら)

男の子がピアノを弾けるのってすごくかっこいいなと思い単純な理由で息子にピアノを勧めました。

幼児期にピアノを習わせている理由はいくつかあると思います。

  • 絶対音感が身に付くには幼児期からが最適と聞いたから
  • 楽器が1つでも演奏できるのは自慢になる
  • 両手を使うので脳に良いと思うから
  • 楽譜を目で追いながらピアノを弾くのは脳が鍛えられそう
  • 芸術に触れる機会が欲しい

私は自分が楽器を演奏することができないので、息子にはそこそこの実力で良いので楽器が演奏できるようになって欲しいという願望もあり3歳からピアノ教室に通わせています。

現在6歳になりますが少し不思議な効果が現れているなと感じています。それは最近勉強し始めた九九がすぐ暗記できてしまうことです。

九九にピアノは関係ないでしょ?と思われる方が多いのは当然だと思います。しかし、ずっと息子を見てきた私だからこそこれはピアノの効果だと確信しています。

 

ピアノ演奏が脳を発達させることは証明されている

脳科学者の『手は第二の脳』『手は外部の脳』というような発言を良く耳にするのは、カナダの脳科学者ワンダー・ペンフィールド(1891年〜1976年)は脳の神経細胞の手に関する割合がとても大きいことを発見しました。

手は第二の脳であるという言葉があります。手を使うと、手を使わない時に比べて脳の血流量が10%程度上がるという研究結果も発表されています。

そこでピアノの演奏を想像してみて下さい。ピアノを演奏している時人は両手全ての指に別々の指示を出し、両手全ての指が違う動きをしています。想像しただけでもとても頭を使う作業だと思いませんか?

脳の動きと手の指の動きはとても強く連動しているので、手の指を動かすことで脳にとても良い刺激を送ることができるのです。

アメリカの人類学者リチャード・スキャモン(1883年〜1952年)は20歳で脳の発育度を100%とすると3歳で約80%、6歳で90%になると発表しています。(グラフ神経型参照)

脳が急激に発達している4歳までに指を使う作業をたくさんさ与えることが大切です。幼児期にピアノを弾く機会を与えてあげることは脳の神経細胞にとってもとても良い刺激になります。

 

HQ(人間性知能)の向上

HQ=人間性知能という言葉は聞いたことがありますか?私は知らなかったのでHQについて簡単にまとめます。

脳科学博士で有名な澤口俊之先生がテレビで紹介して広まった言葉でHQという言葉があります。

HQ=人間性知能とは

IQ=頭の良さは有名ですが、HQ=人間性知能という指標です。人間性知能とは問題解決能力、主体性、協調性、思いやりなど数値ではなかなか測りずらい前頭連合野の持つ人間らしさの知能を表しています。

つまりHQは社会的な知能、感情的な知能の両方に関わる指標となります。IQ=頭の良さはHQの中の中心的な役割を示しており、広い範囲で知能をコントロールするものがHQとなります。

このHQという能力がピアノの練習によって高まると澤口先生は説明されています。また2000年に発表された論文ではピアノの練習がHQに含まれる問題解決能力も向上させると発表されました。

なぜピアノの練習がHQの向上にに繋がるのかについて澤口先生は

  • 両手で微妙に違う手の動きをすること
  • 譜面を先読みして覚えて後追いしながら弾くこと¥

などを挙げています。

 

絶対音感を身に付けるなら3歳からがおすすめ!

分類音感には、絶対音感相対音感と呼ばれるも2種類があります。

絶対音感と相対音感の違い

絶対音感

音を聞くと、その音がドレミの音階のどの音なのか判断できる能力です。

相対音感

音を聞いて、その音がドレミの音階のどの音なのか判断はできないけれどその音を基準に他の音が高いのか低いのかは判断できる能力です。

さて、絶対音感を身に付けるには何歳からピアノを習うのが最適なのでしょうか。

人間の耳は2歳から7歳の間に急激に成長します。ということは2歳から7歳までの間に絶対音感を身に付けさせるような練習をすると絶対音感を身に付ける可能性が高くなるのです。

ピアノを習って絶対音感を身に付けると考えると2歳では座って練習するという待つ動作が難しいと思います。

3歳からは誰でも待てるようになるわけではありませんが、社会性も出てくるのでピアノの教室に入ったら座るというルールを教えながらレッスンもできるようになります。

3歳から4歳が絶対音感を身に付けるためにピアノを習う時期として適しているのではないでしょうか。

ちなみに6歳の息子に絶対音感テストを行ったところ98%の確率で絶対音感がありました。

2%は『#』と『♭』のところです。

 

手先が器用になる

幼児期に積み木、お絵かき、折り紙と手を使う遊びが大事とされる理由はたくさん指を使い器用に動かせるようにするためであり、手先、指先を使うことで脳も活性化されるという相乗効果もあります。

この理由を考えるとピアノの練習はまさに幼児期にこそ経験させたいですね。

『ピアノ演奏が脳を発達させることは証明されている』でも書いたように手先を使うことは脳への働きかけも活発になり発想力の向上も期待できます。

 

ピアノが得意な人は算数も得意!?

実は巷では『ピアノが得意な人は算数も得意』という噂もあります。世の中にピアノが得意な人も算数が得意な人もたくさんいるのでこの証明をすることは難しいでしょう。

そこで私の経験だけお伝えしたいと思います。

息子は公文式に通っていた経験があります。(残念ながら退会してしまった理由はこちら)

公文式に通っていたときは気持ちの面でもモチベーションが保てなかったので気付かなかったのですが、算数のくり上がり、くり下がりは頭の中で計算できます。

また、最近九九を覚え始めたのですがとてもスムーズに暗記しています。これは暗記の能力かもしれませんね。

しかし、暗記と同時に思い出せない時はいくつ増えているということを考えて答えているようです。

ピアノと九九なんて関係ないでしょと思われる方も多いと思いますが、実際にずっと息子を見てきた私にはピアノの暗譜の力と両手を同時に別の動きをさせる考え方が身に付いているのだと確信しています。

これは習ってみてさらに2、3年過ぎた頃に感じ始めることなので実際に習ってみて下さいとしか言えません。

まとめ

ピアノを習うと

  • 脳の発達に良い影響を与える
  • HQ(人間性知能)の向上が期待できる
  • 絶対音感が身に付く
  • 手先が器用になる
  • 暗記、計算が得意になる

という効果があります。私も息子もまだ数年しかピアノを経験していませんが、効果は本当だと実感しています。

習い事にはお金もかかります。費用面についてもまとめたいと思いますが、ある程度の曲までは安価なキーボードでも大丈夫です。(もちろん教室の先生の判断もあります)

練習時間は毎日15分程度です。最初から普通に毎日練習できていたわけではなく、私も練習するものだと意識できるようになるまで時間がかかりました。親の努力は必要です。

でも、ピアノを習うことでピアノを弾けるようになるだけではない魅力がたくさんあります。

ぜひ、おすすめしたい幼児期の習い事です。