
子供のがようやく幼稚園に入園し少し自分の時間が持てるようになったかと思うとやってくるのは保護者同士の付き合いです。
言葉の端々に家柄、収入、職業などマウントを感じることがありませんか?
幼稚園は子供の世界でもあり、大人同士の独特のマウント合戦の場でもあるのです。
特に働き方改革なども含め一般家庭の専業主婦は軽視されがちな世の中になりました。マウントの標的となりストレスを抱え込む専業主婦にマウントとの向き合い方を伝えます。
マウントとは
マウントとは自分が相手よりいかに優位かをアピールする行為、行動です。
マウントの対象は、容姿、職業、年収、家柄、子供の数や学歴など自分より下と判断した人になります。
いかに自分がすごいのかをダイレクトではなく言葉の端々、ちょっとした行動で見せつけていきます。
幼稚園PTAのカースト制度
マウントを取る取らないの中で切り離して考えられないのは幼稚園PTA内にもあるカースト制度です。
カースト制度とはヒンドゥー教における身分制度から由来しているものですが、小さな社会の中でも自然発生します。
学校、会社、サークル活動、様々な社会でカースト制度は存在します。
幼稚園のPTAという社会ではどのような条件でカースト制度が作られているのでしょうか。
年収、職業だけではないもう1つの重大項目
一般的にカースト制度の上位に立つのは年収が高い職業の人です。弁護士、開業医、大手企業の社長などそれなりに地位のある人がカースト制度の上位に入ることが多くなります。
しかし幼稚園のPTAの世界ではもう1つ重大な項目が存在します。
それは子供の数です。
何人その幼稚園に通わせたのか、何年保護者としてPTA活動に参加してきたのかがとても重要になります。
その幼稚園の歴史を知り、自分の庭のように幼稚園を知り尽くし、その季節ごと行事ごとのPTAのあり方などを熟知している人は一般家庭の専業主婦だとしても新入生一人っ子の親とはカーストが変わってくるのです。
幼稚園PTAカースト制度の中で下にいることのデメリット
実は幼稚園PTAカースト制度の中で下にいることのデメリットは特にありません。
見下される、馬鹿にされるというストレスを感じることがあっても、それは自分の考え方次第です。
逆にカースト制度の上位にいる場合、他者からの尊敬、期待に勝手に縛られ維持するのにストレスを感じます。
自分の立場を維持したくてマウントを取らなくてはならない人もマウントを取りながら自分の承認欲求と戦っているのです。
マウントを取る人はどんな人なのか
マウントを取る人は『他者の評価に価値を感じている人』または『自分に自信がない人』です。
他者の評価に価値を感じている人
自分が生きてきた人生の中で数字で優劣を判断されることはとても多かったと思います。数値で判断され、優劣を付けられ、優れていることがとても素晴らしいことだと潜在意識に植え付けられるのです。
しかし幸せというものは他者からの評価ではなく、自分の中にあります。自分が満足する暮らしができているなら、十分にお金持ちなのです。他人との比較は関係ありません。
ただしずっと社会の中で勝手きた人、勝ち組と言われる人は他者からの評価から抜け出すことができないのです。
それは子供が通う幼稚園のPTAという社会でも同じです。『同じ幼稚園に通う子供を持つ親』という社会でも自分の価値を数値化し競い合うのは親同士、評価するのは幼稚園の先生という構図が生まれます。
自分が高評価を受けるために努力することはもちろんですが、判断基準の曖昧な『同じ幼稚園に通う子供を持つ親』の世界では思うように評価されず次に取る行動は他の親を自分の基準で判断しマウントして安心することなのです。
他者の評価を気にする人は高学歴で多方面で能力の高い人に多く見られます。
その人たちに一般家庭の専業主婦はどう思われているのでしょうか?優雅で良いわねなどと思うワーキングママはいません。
働く力がないと思われるのです。悔しいと思いませんか?
自分に自信がない人
自分に自信がない人は低い評価をされることに慣れているわけではありません。自信がないので低い評価をされることを不安に感じています。
特に新しいコミュニティーに入った時、なんとか最初に作り上げた理想の自分になろうと必死に行動します。
同時に自分より下の評価の人間がいないと不安になります。必死に自分より下の人間を作るための行動がマウントを取るということなのです。
自分より下の人間を見つけるにはまず仕事を見ます。そこで一般家庭の専業主婦がいたらどうでしょうか。自分に誰にでも叶う能力がなくても専業主婦になら勝てると思うのです。
何も知らない人に勝手にマウントを取られるのは悔しくありませんか?
専業主婦がマウントを取らせない方法
結論から言えば『無理』です。
他人の行動を変えることは不可能です。
自分が変わるしかありません。
なぜマウントを取られると嫌な気分になるのでしょう。大半が自分の自慢話です。
褒めて欲しいと思っている人がいるなら、思う存分褒めてあげましょう。
相手は満足して、承認欲求をさらに求めてくることになります。
それでも認めてあげましょう。
マウントしてきている相手は自分が自慢話をしていることに自分で気付きます。
気分が良いのは最初だけです。自慢話を静かに聞いてくれる人の器の大きさを知り恥ずかしくなり勝手に尊敬していきます。
自分も他者評価にならない
大切なのは自分も他者評価、他者からの評価を本当の評価として、他者に向けて努力や才能、能力をアピールしてはいけないことです。
知らないうちに他者からの評価を気にしていませんか?承認を求めていませんか?
自分は自分です。一生懸命やれることを一生懸命やる!楽しむ!自分を認めましょう。
不思議とマウントしてくる相手を認めることができます。